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誰もが主役の健やかな社会づくり(3/19イベントレポート)
3月19日(水)に、ケニア事業駐在員(網野舞子)によるトークイベントを開催しました。

今回は、国内で活動するNPO法人ピルコンの理事長、染矢明日香さんをお招きしました。

ピルコンは、正しい性の知識を広げ、望まない妊娠・中絶をはじめとする
性の不幸のない社会の実現をめざしている団体です。

アメリカのUCLAで女性学を学び、女性が健康に生きる選択肢を持てるように
なることを使命感にしている網野と、染谷さんはもともと友人どうし。

打ち解けた雰囲気のなかで、
自身の出発点、取り組む課題、NPOとしてどう社会に働きかけていくか、
などについて、話されました。

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トークは、3つのテーマで進んでいきました。

■テーマ1: なぜ保健?

ご自身の実体験から、望まない妊娠と中絶によってもたらされる
悲しみや不幸を、ほかの人たちには経験してほしくない、との思いを
行動につなげた、ピルコンの染矢さん。

日本での中絶件数は、20万件/年。
100人の妊婦さんのうち、16人が中絶している計算になります。

これは増加を懸念されている自殺数(3万件/年)より、はるかに多い実態です。
そのうちの1割が10代。 

そのため、ピルコンでは、避妊実行率を上げることを目標にかかげ、
若い世代の方を中心に、性について楽しく学べる講座やイベントなどをおこなっています。

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一方、FGM(女性器切除)の問題が、開発途上国へ関心をもつきっかけとなった
HANDSの網野は、ケニアでの赴任をとおして、FGM以前に、妊娠・出産時の危険さえ、
認識されていない現実を目の当たりにしました。

問題を、問題として認識する人がいなければ、問題は問題ではない。
そこから問題が顕在化して行動が変わっていくまで、長いスパンの取り組みが必要
保健とは腰を据えて、未来を見つめてやっていかねばならないこと、と語ります。

IMG_0515.jpg


■テーマ2: 保健×NPO

NPOとは、課題の解決にとりくむ個人の集団。
よく保健活動の手段として使われる「啓発」では、同じ立場、同じ目線、信頼している人の関わりが重要です。
医療者とでは距離があるなか、一般の人たちの関わりがキーになってきます。
身近な人がモデルになることも、行動が変わっていく好影響になっています。

といったことが、事例とともに話されました。


■テーマ3: 誰もが主役の健やかな社会づくり

前段の話を受け、ひとりひとりの参加が、問題の改善や
社会をより良くしていくことにつながっていく
、という流れから
自発的に、HANDSやピルコンの活動に関わっているボランティアさんから、
一歩踏み出すことに至ったきっかけを話してもらいました。

・HANDSボランティアの浜中さん
 イベントの参加をきっかけに、以前から関心があった国際協力の道を歩み始め、
今秋から青年海外協力隊でアフリカに派遣されます。
仕事を辞め、時間がある時期だったことから、今回のイベントの企画・運営補助を手伝ってくれました。
「誰でも、どんなきっかけでも、できる形で仲間として関わることができる」と伝えてくれました。

↓ 浜中さんの発案で、HANDSボランティアにきっかけなどをインタビュー
P1020380.jpg

・ピルコンボランティアの尼寺さん

 自分が受けた性教育は、あれをしてはいけないと否定ばかり。
何か違うと思いつつ、その後大学生や社会人になっていくと、実際に妊娠が周りで身近に。
そして否定ではなく、自分が肯定感をもてる性教育って何だろうと考えていたときに、
染矢さんと出会ったそうです。

・ピルコン学生ボランティアの高橋さん
 セックスはパートナーとのより良い関係のためのコミュニケーションツールと、女子高で教わった。
それなのに、一般的には堂々と話ができない。習ったことと実際のギャップを感じ、
せっかく良いことを教わったので、もっと勉強したいと思ったことが出発点、とのことでした。


最後に、いまの活動を続ける理由として、使命感とモチベーションの話になりました。
ケニアでも無償の保健ボランティアの動機づけについて、よく質問を受けます。

しかし、ケニアには、ハランベー」という相互扶助の精神が社会の隅々に行き届いていて、
助け合おう、一人の問題をみんなで解決しようというやり方が自然におこなわれています


新しいカタチと思われたが、じつは古くからあったカタチ。
そしてこのカタチこそが、NPOのあり方。
問題を共有する仲間が、状況を変えていこうという「ゆるやかな輪」が社会を変えていく
と締めくくられました。

↓ その後の交流会にも参加くださった皆さまと
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>> イベント情報はこちら

>> NPO法人ピルコン Webサイト
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特定非営利活動法人HANDS(Health and Development Service)

Author:特定非営利活動法人HANDS(Health and Development Service)
HANDSは国際的な保健医療協力を通して世界の人びとが自らの健康を守ることができる社会の実現を目指す特定非営利活動法人(NPO法人)として設立されました(2001年3月2日法人格取得)。活動詳細はHANDSホームページをご覧下さい。

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