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Partners Workshop
「どうしたら、妊産婦にもっと身近にヘルスセンターを利用してもらえるだろう?」

SAMOKIKEプロジェクトではヘルスセンター(分娩の出来る診療所+保健センターのような場所)での妊産婦ケアの向上を大きな目標にこれまで活動し、現在対象とする2県14箇所のヘルスセンターすべてで安全なお産が出来るようになりました。今後、このヘルスセンターを妊産婦にもっと利用してもらいたいという願いをこめて、今回のPartners Workshopを行いました(Kericho:7月9日~13日、Kisii:7月30日~8月3日)。Workshopは全5日ですが、前半2.5日は、ヘルスセンターの医療スタッフ(看護助産師)だけではなく、地域住民の代表者も参加します。今回は、各県の県病院からの要望もあり県病院スタッフも参加し、前半の2.5日は総計76名(Kericho:38名、Kisii:38名)が参加しました。
各ヘルスセンターがカバーしている人口は5千~1万以上と、ヘルスセンターによってばらつきがありますが、自宅からヘルスセンターまでの道のりは遠く、道が悪いのです。しかも夜間、陣痛をこらえながら妊婦が一人夜道を歩くのは想像もつかないほど大変です。そこで、男性からのサポートを促すため考えたのは「妊婦体験ジャケット」。一体、約7Kg あるこのジャケットは男性でも腰の痛みを感じ、汗をかくくらいのもので、妊婦の疑似体験をするのに最適です。今回、男性がこの疑似体験をすることにより、妊婦がヘルスセンターへ来るためのエスコートをすることや、その他のサポートを始めるきっかけにすることを期待しました。

ケニアのような独自の文化を持つ国で、このジャケットは通用するのか・・・と不安もあったのですが、そんな不安もよそに、参加したほとんどの男性たちは自らジャケットをまとい、赤ちゃんの人形を抱き、しまいには妊婦の労働疑似体験のために頭や手に荷物を担いで歩きまわりました。ジャケットを体験した男性の一人は「こういうのを男性は忘れてしまっているんだよね・・・」と話していました。。。妊婦を経験したことは無いはずなのに・・・(笑)。

妊婦疑似体験をするやや恥ずかしげな未婚(?)男性(Kericho)
妊婦疑似体験をするやや恥ずかしげな未婚(?)男性(Kericho)

率先して妊婦疑似体験をする既婚男性(Kisii)
率先して妊婦疑似体験をする既婚男性(Kisii)

「Men’s Role!!」
「Men's Role!!」

また、妊婦が「ヘルスセンターを利用したい」と思うようなるために、Customer Careについても学びました。しかし、一方的な講義ではなく、ヘルスセンタースタッフと住民代表者による「悪い例」、「良い例」のデモンストレーションを使った体験学習を行いました。このデモンストレーションでは、お産に関わる看護助産師だけでなく、ヘルスセンターの職員(受付担当者、掃除担当者など)も共にGood Customerが必要だということを学びました。「悪い例」のデモンストレーションで掃除婦役をした現助産師がホウキを振り回している姿など彼らの迫真の演技には会場始終笑いが絶えませんでした。このヘルスセンタースタッフ、地域住民の代表者そして県病院スタッフというPartnerが一緒になったWorkshopにより、もっともっと彼らの距離が縮んだように思います。

Customer Care デモンストレーション(良い例)
Customer Care デモンストレーション(良い例)

今回は、Workshopに県知事なども参加してくださり、彼らもPartnerとしてAdministration 的なことなど自分たちが出来ることをサポートしたいと言ってくださいました。彼らも参加してくださったことで、これが地域で妊産婦の健康を向上していくために必要な連携だなと実感した気がします。

副県知事たちも参加(Kisii)*スピーチKisii 県病院長
副県知事たちも参加(Kisii)*スピーチKisii 県病院長

前半の2.5日が終了し、後半の2.5日は医療スタッフ(看護助産師)のみのWorkshopとなります。今回は、ヘルスセンターでの分娩に備えた準備や、患者搬送に関することを主に学びました。ヘルスセンターでは、分娩間近(分娩第1期後半~分娩第2期)になってからやってくる産婦が多く、急な飛び込み産も珍しくありません。そんな急なお産や緊急時に備えて、ヘルスセンターでも分娩介助必要物品の準備が欠かせません。前回、第三期のワークショップでも行いましたが、今回も復習として「分娩時の必要物品の確認を行いました。必要物品は県病院から借り出し、本格的に行いました。

分娩に必須な物品の確認(医療スタッフによる演習;かなり真剣!!)
分娩に必須な物品の確認(医療スタッフによる演習;かなり真剣!!)

また、患者搬送について、妊産婦死亡の主な原因である、産後出血、妊娠中毒症などのマネジメント、またヘルスセンターから県病院までの産婦搬送の手順についても学びました。今回は、県病院で、患者搬送の現状を学び、各施設間でどのような連携が必要かについても学びました。特に、県病院レベルではヘルスセンターからの搬送ケースとしてHIV感染者が多いのにもかかわらず、情報が共有されないため治療が遅れることがあり情報共有の大切さについても学びました。

患者搬送について学ぶ(Kisii 県病院)
患者搬送について学ぶ(Kisii 県病院)

ヘルスセンターで搬送が必要なケース(ポスター供与、Kisii)
ヘルスセンターで搬送が必要なケース(ポスター供与、Kisii)

最後は、参加者お待ちかねの終了証の授与です。写真左手がKericho県病院母子保健棟の陽気な看護助産師、右手が我らのプロジェクト・リーダです。今回がプロジェクトで行う最後のPartners Workshopとなりましたが、今後キャンペーンなどを通じてこのWorkshopで学んだことなど、もっと地域に広めていく予定です。どうぞお楽しみに!

終了証をもらって嬉しそうなKericho 県病院看護助産師
終了証をもらって嬉しそうなKericho 県病院看護助産師
 
妊産婦ケア専門家(Y.K)
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特定非営利活動法人HANDS(Health and Development Service)

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HANDSは国際的な保健医療協力を通して世界の人びとが自らの健康を守ることができる社会の実現を目指す特定非営利活動法人(NPO法人)として設立されました(2001年3月2日法人格取得)。活動詳細はHANDSホームページをご覧下さい。

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