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2009/04
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スーダンでの食事文化
スーダンで仕事をしていると、度々誰それの家で何かのお祝いがあるから、朝ごはん(スーダンでは午前中の11時ごろ朝ごはんを食べます。この時間が日本でいうところのお昼休みとなります)または、夕ごはん(これは及ばれするときは比較的早い時間で、夕方の4時か5時くらい)に招待されることが度々あります。また、調査で村を回っていたときにも、朝ごはんの時間帯になると、たいていどこかのお家で、「家でご飯をたべなさい」などと声をかけてもらいご馳走になります。



イスラムの文化では、食事は男性と女性は分かれて食べます。お祝いの席でも、普通の食事の時でもそれは必ずで、まず同じ部屋で食事をするということはありません。それは保健省事務所で食事をするときも同じです。

ただ、私たち外国人には例外もあります。というのも、調査で村や病院を回るとき、時には男性スーダン人スタッフと調査に出かけることもあります。そんな時は、さすがに田舎で言葉も通じないのに、女性だからといって外国人である日本人を一人でスーダン女性の中に放り込むのは忍びないということで、男性たちに混じって食事をご馳走になったこともありました。

・・・そこではっきりいえるのは、男性の食事と女性の食事の違いです。田舎の村や病院などでお食事をしてみると、男性は朝から、卵焼きや魚・肉などが食卓にのりますが、女性はというと、豆を煮たものにちょっと豆で作ったターミアという小さめのコロッケを少し・・・というのが普通で、その違いは歴然としています。スーダン人でも都会の人や、裕福な家ではその限りではないと思います、が田舎ではやはりこんな感じが当たり前のようです。

日本でだって、家長が一番おいしいものを食べて、女子供はあまり物で食事をする、という時代もあったといいますから、一概にこれが悪いということでもありません。Public Healthの観点から言えば、動物性のたんぱく質と植物性のたんぱく質の違いで、女性だって豆でちゃんと栄養がとれているかもしれません。

ただ、やはり母子保健プロジェクトをやっている立場からすると、妊娠出産期の女性には様々な食物から幅広い栄養素をとってもらいたいものです。貧しくて食物が買えないというならばともかく、少なくとも男性が食べられるのなら、女性だって・・特に妊婦さんや授乳中のお母さんには、おいしいものをたくさん食べてもらいたいなあ、と思います。成長期にある子供たちももちろんです。

幸い、中心的な活動をしているセナール州では、内戦で疲弊したスーダン国内のその他の地域と異なり、食べるものがなく飢餓の状態にあるような子供を頻繁に見かけるようなことはありません。しかしながら、国際機関や保健省の報告をみると、子供の栄養失調は確かにあります。

母子保健プロジェクト・・・栄養改善まではすぐには届きませんが、人々の意識があがっていくなかで、そういった問題も少しずつ改善されて行ってほしいと、しみじみ思うところです。

(K.Mehra)




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スーダンの女性
スーダンプロジェクトは、母子保健プロジェクト・・いわば女性が中心のプロジェクトです(とはいえ、母子保健といっても、男性の協力は不可欠で、女性だけのプロジェクトという意味ではありません)。

そこで、スーダンの女性について少しご説明したいと思います。

イスラム教の国ですから、女性は屋外に出るとき、家族以外の異性と同席するときには必ず幅の広い大きな布で頭から体まですっぽりと覆います。そうすると、我々外国人から見ると、顔しか見えない状態で、髪型や体系なども隠されてしまうと、どうにも個々の女性の特徴がつかみづらく、名前と顔を覚えるのが難しい・・・(大分慣れてきましたが)と言うことも起こります。

とはいえ、スーダンの女性だって、女性ですからやっぱりおしゃれはします。体を覆う布そのものの柄や色でおしゃれもしますし、それ以外には、この布からちょこっとだけ見え隠れする中に来ているシャツ(長袖のシャツを通常着ています)の柄や色と、頭を布で覆う前に髪の毛全体を小さめのスカーフで覆うのですが、そのスカーフの色を統一するなんていうおしゃれをしたりしています。

お出かけの時や、特別なお客様が来るときなどは、特に気合が入る様子で、たとえばカウンターパートのセナール保健省リプロダクティブコーディネーターのファティマさんなどは、研修の時や、JICAからお客様がいらした時などは(いつもおしゃれな人ですが)特にお洒落さんになります。ビーズできれいに飾られたサンダル(普段は土で汚れてもよさそうなサンダルですが)をはいて、体を覆う布は、白地に紫の柄の入ったもので、中のシャツと頭を覆うスカーフは布の柄と同じ紫でシックにきめる・・と言った具合です(写真参照)。
                カウンターパートのファティマさん 
カウンターパートのファティマさん。研修風景です。

私も、スーダンにいるからには一度はこのスーダンスタイル試したいような・・でも、慣れない者が布を巻いても、旨く扱えず大変なことになりそうなので・・普通のスカーフを首や頭に巻くくらいで、とりあえずは良しとしようと思います。・・・ちなみに、スーダンはイスラム教の国々の中でも比較的イスラム教徒以外の外国人にも寛容な気がします。もちろん、このような国で仕事をする上では、いくら外国人でも、どんなに気温が高くても、肌を露出するようなことは極力避けていますが、基本的には普通の服装で仕事ができます。ただ、やはり一枚、小ぶりのスカーフでも首に巻いておくといった配慮があると、スーダン女性のようにすっかり身体を布で覆わなくとも、ちょっとした安心感があり、スーダン人に対する礼儀にかなうようです。(M.Keiko)

プロジェクトの足
スーダンという国は、アフリカ大陸の中でも、一番広い国土を持つ国です。プロジェクトの主要な対象となっているセナール州は、首都のハルツームから約400キロ、時間にすると4-5時間(休憩込み)といったところでしょうか。プロジェクトの主要な活動の地がセナール州とはいえ、活動はスーダン保健省とともに行うものですから、首都の保健省での会議やJICAスーダン事務所での打ち合わせ、セナールでは購入できない機材や文房具の調達などなど、セナールと首都の往復はかなりあります。

また、プロジェクトは、実際に田舎の村落で活動をしているVMW(村落助産師)の指導や教育を行うという活動の性質上、セナール州での活動の中でも、州内の様々な市や村をおとずれる機会があります。

言うまでもありませんが、そのような移動はすべてプロジェクト・カーで行われます。公共の乗り物もないわけではありませんが、外国人の私たちがそれを活用するのは安全面においても難しいですが、それ以上に外国人に対する様々な制約があるスーダン国内の移動(移動の際は政府から発行される移動許可が常に必要になります)を、事実上スーダン人と同じようにすることは無理があるので、このプロジェクト・カーは大変重要な我々の「足」となっています。

さて、日本のODAの一環である「技術協力プロジェクト」であるこのプロジェクト。JICAからお借りしているプロジェクト専用車両は、「トヨタランドクルーザー」。車両には、JICAと日本の援助の象徴としてのODAステッカーが張ってあります。前述したように、スーダン国内では、外国人は「移動許可書」が必要です。しかしながら、この車で移動していると、州を越えるとき、州内でもローカリティー(州内の行政区)を超える時などの検問でも止められることはほとんどありません。移動許可書の手配をしてくれる保健省のお役人いわく「顔パスもしくは、JICAステッカーパスかな~」といわれるほどです。

ともかく、そんなプロジェクト・カー。専用運転手は、セビットと言うセナール出身のお兄さん(写真左、向かって右から二番目)。セナールを知り尽くした運転手で、どんな悪路も上手く運転してくれます。舗装のほとんどない村周りをすると車は写真のように泥まみれになりますが、その車を川の水などを使ってきれいに掃除するのも、運転手の役割です。

プロジェクト車両運転手セビット(右から二番目)

村周りを終えたプロジェクト車両

いつもお世話いなっています。これからも安全運転でよろしく!(M. Keiko)
現地レポート第1弾
早いもので、スーダンプロジェクト最初の年度が終わってしまいました。プロジェクトというのはWikipediaによると、「プロジェクト(Project)とは、何らかの目標を達成するための計画をさし、その計画の実現のためのタスク(仕事)の実行までを含めてさすこともある」と説明されています。つまり、我々がプロジェクトとしてやっている仕事も目標(母子保健サービスが向上され、ひいてはスーダンの人々の健康状態が向上されること)を目標に、計画を立て、それに沿ってさまざまな活動を実施しているわけで、その計画のうち、最初の年が終わったという意味です。

とはいえ、言うのは簡単ですが、この「計画」を立てて「計画に沿って実行」というのは難しいものです。スーダンでは内戦の影響で、我々が行っているような技術協力援助は長い間実施されていなかったということもあり、とにかく現地の情報が少ないうえに、外国人と仕事の経験がなく、英語もあまり得意でない現地(特にプロジェクト実施地であるセナール州)の人々との仕事は、日本人の「ペース」というものとはかなりの食い違いがあります。言葉、文化、習慣、それらの違いは、国際協力の仕事をしてゆく上では当たり前なのですが、その当たり前がなかなか大変なものです。でも、そこが面白いところでもあります。

ここから、少しお仕事とは別の観点で、スーダンならではの「おもしろいこと」「興味深かったこと」などを紹介したいと思います (M. Keiko)

写真: プロジェクト活動を実施しているセナール州内の村の様子。


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特定非営利活動法人HANDS(Health and Development Service)

Author:特定非営利活動法人HANDS(Health and Development Service)
HANDSは国際的な保健医療協力を通して世界の人びとが自らの健康を守ることができる社会の実現を目指す特定非営利活動法人(NPO法人)として設立されました(2001年3月2日法人格取得)。活動詳細はHANDSホームページをご覧下さい。

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